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発酵食品と腸活とは!?!?

先日、自家製味噌作りに行ってきました。もちろん初めての体験です。

手作り味噌の良いところは、材料が把握でき安心できる、自分好みに仕上げられる、愛情をかけられるなどたくさんあります。が、何より腸活にとっても良いそうです。手のひらには常在菌と言われる菌がいます。常在菌はその人特有のもので、その人の常在菌はその人の腸に定着しやすいのです。腸に定着しやすいと言うことは、腸に良い影響を与えると言えます。

赤の豆味噌を仕込んだのですが、発酵して食べごろになるのは1年後。1年も待たなければならないのが残念ですが、来年を楽しみに首を長~くして待ちたいと思います。

と言うことで今回は発酵食品と腸活についてお伝えします。

目次

腸内環境が大切な理由

 

腸には食物以外に、さまざまな細菌やウイルスが侵入します。腸はこの外敵にさらされる機会が多く、これに立ち向かうための免疫機能が備わっています。

そして免疫機能に関わる免疫細胞の7割が腸に集まっていると言われています。この免疫細胞の働きを支えているのが腸内にすむ「腸内細菌」です。小腸から大腸にかけて焼く1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が生息し、さまざまな細菌がバランスを取りながら腸内環境を良い状態に保っています。

「腸内細菌」は免疫細胞を活性化させたり、炎症を抑える物質をつくり出したりと素敵な働きをしています。この働きを維持するためにも腸内環境を整えることが大切と言われています。

腸内細菌もいろいろ

腸内細菌には大きく分けて、体にプラスの働きをする「善玉菌」、増えると悪さをする「悪玉菌」、どっちつかずの「日和見菌」があります。善玉菌ばかりがあればいい訳でもなく、「善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1」の割合がベストと言われています。そして1000種類あると言われている腸内細菌の種類が多く存在していることも大事で、多種多様な菌が共生することで、一部の菌がダメージを受けても他の菌が補い、腸内環境を良好な状態に保ちます。

発酵食品とは

 

乳酸菌や麹菌など微生物によって食品の蛋白質や糖などが分解され、別の食品に変化した物を言います。「発酵」は食品が「腐敗」するメカニズムと同じですが「発酵」と「腐敗」には大きな違いがあり、食べられるか否か、人にとって有益か有害かということです。

発酵食品がもたらす良いこと

・腸内環境を整え、免疫力を高めます

・腸内環境を整え、アンチエイジング

・腸内環境を整え、便秘解消

・発酵により栄養素の吸収率UP、栄養素の増加、旨味UP

発酵食品には

豆類:納豆、醬油、味噌、豆板醤 他

魚介類:鰹節、塩辛、魚醤 他

肉類:生ハム、サラミ 他

乳製品:チーズ、ヨーグルト 他

野菜:キムチ、ぬか漬け、ピクルス 他

穀類:甘酒、酢、日本酒、みりん 他

などがあります。

発酵に欠かせない代表的な菌(微生物)

・乳酸菌

便秘や肌荒れの原因となる悪玉菌の増殖を抑制してくれます。腸の免疫力アップにも効果があると言われています。

乳酸菌が含まれる食品としては、納豆、キムチ、ヨーグルトがあります。

・麹菌

必須アミノ酸とビタミンB群が豊富で、血行促進や代謝アップが期待できます。

麹菌を含む食品としては、味噌、醤油、日本酒があり、特に甘酒は吸収率が高いと言われています。

・酢酸菌

クエン酸を豊富に含み、腸内バランスを整えます。便秘解消、食欲増進、血液をサラサラにするとも言われています。

酢酸菌と言えば酢です。バルサミコ酢、黒酢、香酢など日々の食生活に取り入れることをお勧めします。

・酵母菌

腸内で善玉菌として働き、悪玉菌を抑制して腸内環境を整えてくれます。糖分やアルコールを分解する作用もあると言われています。

酵母菌はパンやビールを作るのに欠かせない菌です。

これらの菌は発酵食品が腸にもたらすメリット

 

腸内環境と免疫力には密接な関係があると言われています。腸には体内の免疫細胞のうち約6割が存在しており、免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体との戦いに耐えられる身体を作ります。悪玉菌が善玉菌よりも優位になると腸内環境が悪化し、免疫力も低下すると言われています。上記でご紹介したような菌には腸内の腐敗物質を抑制する善玉菌が豊富に含まれており、外から入ってくる病原体の侵入を防ぐ免疫細胞を活性化させる働きもあるため発酵食品を積極的にとることは、腸内環境を整え免疫力を高めることになります。

毎日の食卓に発酵食品を

 

菌が腸内で活動できるのは3~4日と言われています。そのため、こまめに発酵食品を続けて食べる必要があるのです。ですが「毎日、発酵食品を食べましょう」と言われると、「面倒くさい」とか気合を入れてしまったり、特別なことと思ってしまう方もいるかもしれません。

前述にて代表的な発酵食品を紹介しましたが、醤油や味噌も発酵食品です。朝食にヨーグルトを付けたり、間食にチーズを食べたり、調理せずに食べられる食品も多く、コンビニでも簡単に手に入ります。

様々な菌を取り込むために、複数の発酵食品を合わせることもお勧めしています。「納豆」×「キムチ」最高です!

また発酵食品が素材の旨味を引き出すパワーがあり、肉や魚を塩麹や味噌に漬け込むと酵素のパワーでアミノ酸に作用し旨味が増し柔らかくなります。

塩分や乳製品の脂質など摂りすぎに注意が必要ですが、毎日コツコツ負担にならない程度に食事に取り入れ、腸内環境を整えながら健康な毎日を過ごしましょう。